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エステティシャンは、なぜ国家資格にならないの?

 
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「エステティシャンって、どうして国家資格じゃないんですか?」
これは、学院の説明会や講座の場で、必ずと言っていいほど出てくる質問です。
今回は、その理由を、順を追ってお話ししましょう。

1.なぜ国家資格にならないのか?

エステティシャンが国家資格にならないのには、感情論ではなく、制度上のはっきりした背景があります。代表的な理由は、大きく2つです。

エステティシャンという職業は、歴史的に見ると
美容師の業務から発展・細分化して生まれた職種だと整理されてきました。


そのため、行政の考え方としては
「それなら美容師免許を取ればいいのでは?」という発想が、長年ベースにあるのです。
しかし現場を知る私たちからすると、ここには大きなズレがあります。
エステティシャン養成校では、300〜1,000時間以上の専門教育が行われています。
これをそのまま美容学校のカリキュラムに組み込むのは、現実的ではありません。
この“制度と現場のギャップ”が、ずっと解消されないまま来ている、というわけです。

国家資格として制度化されている職種は、基本的に人体に対して治療的な影響を与える行為を行います。医師、看護師、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師などは、疾病の治療や機能回復を目的とし、人の身体に直接的かつ強い影響を与える可能性があるため、法律によって資格制度や業務範囲が厳格に定められています。

つまり、「医療系資格=治療を行うための国家資格」 という位置づけです。

では、美容師や理容師はどうでしょうか?
理・美容師は医療行為を行うわけではありません。

しかし、不特定多数の人に直接触れる業種であること、そして理容師はカミソリ、美容師もハサミという刃物を日常的に扱うことから、出血や感染症などのリスク管理が重要になります。そのため、衛生管理や消毒法などを体系的に学び、公衆衛生を維持する役割を担う国家資格として制度化されています。

すなわち、理・美容師=公衆衛生と刃物の安全管理のための国家資格という整理ができます。

では、エステティックはどうでしょうか?
エステティックは、
・医療行為ではない
・疾病の治療を目的としない
・身体に強い医学的作用を与えることを前提としない
美容・健康増進を目的とした施術分野です。

そのため、現在の制度上では、エステティック=身体に強い作用を与えることを前提としない施術分野のため国家資格ではないという位置づけになっています。

これは専門性が低いという意味ではなく、制度上、「治療」や「高い侵襲性」「公衆衛生上の重大なリスク」を伴う行為とは整理されていない、という法的な区分によるものです。

2.現在の制度と資格の実態

結論から言うと、現在もエステティシャンは国家資格ではありません
法的な免許制度もないため、極端な話、無資格でも施術や開業が可能です。
ただし、それでサロンが成り立つかというと、そう単純ではありません。

民間認定資格が「業界の物差し」になっている

国家資格がない代わりに、現在のエステティック業界では
民間認定資格が“信頼の基準”として機能しています。

代表的なものを挙げると――

  • AJESTHE認定エステティシャン(日本エステティック協会)
     300時間以上の教育または1年以上の実務経験を経て、
     筆記・実技試験に合格することで取得できます。

     その上位資格として・・
  • AJESTHE上級認定エステティシャン、
  • AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー(TEA)
     など、指導者や管理者への道も用意されています。

  • AEA認定エステティシャン(日本エステティック業協会)
     基礎資格として広く知られ、上級資格・国際資格へとつながります。

  • CIDESCO(シデスコ)国際資格(CIDESCO)
     1,200時間以上のカリキュラムと国際基準の試験が求められ、
     世界的な評価を受けています。

    参考:Hot Pepper Beauty Work(記事監修:草野由美子)
    ▼【認定エステティシャンとは?資格の種類や取得するメリット、目指し方を解説】
    https://work.beauty.hotpepper.jp/guide/article/00295/

つまり現在の業界は、

そんな構造になっているのです。

3.エステティック業界の現状

今のエステティック業界を一言で言うなら、自由度が高い分、自己責任も大きい業界です。

  • 開業に法的規制はなく、誰でもサロンを始められる
  • 美容機器は医療機器ではなく“雑貨扱い”なので、品質の検査機関がない
  • その結果、サロンごとのルールや表現にばらつきが出やすい

そこで、2004年に設立された日本エステティック機構では、
業界の健全化を目的に自主基準や認証制度を整えてきました。

ただし、国家資格や業法として法制化されるところまでは至っていません

4.国家資格ではないけれど大切にしたい価値観

今の時代は、
「資格がないから不安」ではなく、
「どう学び、どう証明するか」が問われる時代
です。

国家資格ではない。
だからこそ、エステティシャンには学び続ける姿勢と、信頼される仕組みづくりが、
何より大切だと、私は考えています。

経営のヒントを、分かりやすい言葉で・・

少し難しい内容だったかもしれませんね。
でも、ひとつひとつは「サロンを長く続けるための当たり前」のお話です。
インスタグラムでは、今回のテーマを、できるだけわかりやすい表現でお伝えしています。
ぜひインスタグラムものぞいてみてくださいね♪

▶︎@yumiko_kusano 
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